耳鳴りの疑問

はっきりとした原因もわからないのですが、最近耳鳴りがして困っています。どうして耳鳴りは起こるのですか?
最近になって耳鳴りがするようになりました。そのせいで体調もすぐれません。原因も自分では、よくわからないのですが、耳鳴りはどうして起こるのでしょうか?

 

耳鳴りの仮説は

 

耳鳴りの原因は様々だと言われていますが、耳鳴りのメカニズムはいまだ明らかになっていないのです。でも現在考えられている仮説を紹介してみますね。有力な仮説がいくつか存在しています、でも現代の医学でもまだ完全には解明できていないのが現実なのです。

 

 

内外有毛細胞不一致説

 

耳の中にある内有毛細胞と外有毛細胞と呼ばれる2種類の細胞のうち、片方に障害が出ると耳鳴りが起こるという説なんです。この2種類の細胞は、どちらも空気の振動を音として脳に伝える細胞です。でも役割が少し違うんですね。

 

内有毛細胞というのは、受け取った空気の振動を電気信号に変換する細胞です。また、外有毛細胞は、音を感知していない時にも発生する内有毛細胞からの自発放電を抑制するという働きがあるのです。ちょと分かりにくいですけど、内有毛細胞のサポート役ですね。この外有毛細胞に障害が発生してしまうと、このサポートの役割が発揮できず、内有毛細胞からの自発放電を抑制できなくなってしまうのです。このために、何も音がしていない状態でも耳鳴りを感じるということが起こるのだと言われているのですよ。

 

 

慢性疼痛類似説

 

慢性疼痛といというのは、ある疾患によって生じた痛みが慢性的に長期に渡って続く痛みのことなのです。そして耳鳴りのメカニズムも、この慢性疼痛と同じだという考え方なのです。
耳鳴りと慢性疼痛とは、痛みを客観的に測定できにくいことや精神的な状況が関係しているのではないかということ等が似ているんですね。また、ちょっとした刺激に対して過敏に反応してしまうことが慢性疼痛の場合あります。これは耳鳴りの症状のひとつである聴覚過敏にも似ているのです。でも、耳鳴りも慢性疼痛のメカニズムも不明瞭な点が多いというのが現実なのです。

 

 

神経同調説

 

これは、脳の異常というか障害で起こると言うものです。例えば、脳がある周波数の音を聞き取れなくなる状態が続きますと、脳が過敏になってその周波数に近い音に反応するようになってしまうのです。その反応の結果、それが耳鳴りとして聞こえるという説なのです。そして、この説は耳鳴りとして聞こえる音の高さが、難聴になって聞こえなくなった音の高さに近いということがあるために、現在では有力な説だと言われていますね。